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8月のガーデニング作業

読了までの目安時間:約 6分

 

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夏が大好きな植物も多いです

8月は7月に引き続き、雑草との戦いがありますが、
その他にも意外と作業の多い月です。

植物も大事ですが、日射病や熱中症などで倒れるケースもあるので、
服装、水分補給など作業中の暑さ対策も万全にし、
朝夕の涼しい時間にガーデニング作業をしましょう。

■夏越し対策

・水やり
8月のガーデニング作業は水やりが大切です。

気温の上昇とともに植物の水を吸い上げる力も上がり、
土が乾くスピードがたいへん早くなります。

けれど、乾いた時にただ水を与えると、
かえって植物にとって負担になることがあります。

水を与える最適のタイミングは、
まだ涼しい朝のうちと、気温が下がってくる夕方です。

日中に水を与えると、土が蒸れて根を傷めることがあります。
朝に水を与えて、夕方に土が乾いているようなら、
夕方にも水をたっぷり与えるようにします。

葉水を与えるのも気温を下げる効果がありますが、
朝に葉水を与えると、気温の上昇とともに、

葉の水分を余計に蒸散させてしまうことがあります。
葉水を与える場合は、夕方に与えるようにしましょう。

・暑さ対策
丈夫な植物でも、真夏の直射日光や気温によって弱ることがあります。
対策としては、鉢植えであれば半日陰の場所に移動させたり、
鉢を二重にしたりすることで、暑さ対策になります。

地植えの場合は植物を移動することができませんので、
遮光ネットや簾などで陰を作り、半日陰の状態を作ると効果的です。

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ガーデンの台風対策も忘れずに

■台風対策

8月と9月は台風の多い月です。
降雨量の多さで土が流れたり、強風で枝が折れたりすることがあるので、
あらかじめ台風に備えて、ガーデニング作業をしておきましょう。

1. 支柱を立てる
支柱を立てることにより、枝や幹が折れるのを防ぎます。

2. 鉢植えを倒れない場所に移動させる
室内に移動させるのが一番安全です。
長くても数日の間だけなので、日当たりは考えなくても大丈夫です。
室内に入らない場合は、なるべく風の影響をうけない場所に移動します。

3. 移動できない鉢植えは鉢ごと倒しておく
いっそ倒してしまうと、風にあおられることがないので、折れる心配がありません。
ただし、倒した鉢が転がったりしないように配慮が必要です。

4. 切り戻し・剪定をしておく
枝が混みあったり伸びすぎていると、風に煽られ傷みやすいです。
混みあっている部分を間引き剪定したり、
長く伸びている場所は切り戻しておきましょう。

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オキザリスも植え時です

■種まき・球根植え付け

ハボタン、ヤグルマギク、ビオラ、パンジー、コスモスなどが播き時です。
球根ではリコリス、コルチカム、ネリネ、
オキザリス、クロッカスなどが植え付け時期です。

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ダリアも切り戻すとまた開花します

■花の切り戻し

夏のガーデニング作業は、人間にとって重労働ですが、
植物にとっても花を咲かせ続けることは、とても体力が必要です。

8月に切り戻しを行うことで、一旦養生することができ、
秋にまた美しい花を咲かせるようになります。

ペチュニア、ダリア、サルビア、マリーゴールドなどが切り戻しの時期です。

■花木・庭木の夏越し

・水やり
木は水をあまり与えなくても大丈夫と安心していると、
夏に突然枯れてしまうことがあります。

草花よりは水切れに強いといっても、木にも水が必要です。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いていたら、
鉢底から水が出るまでたっぷり与えます。

地植えであっても、何日も雨が降らずに土がひび割れるほど、
乾燥している状態になっていたら、たっぷりと与えましょう。

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サルスベリ、夏の木という感じがします

・肥料
サルスベリやムクゲなど、夏の間も咲き続ける花木は、肥料がです。
花木の種類によって、適した肥料が違いますので、
園芸書やインターネットで確認して適切な量を与えましょう。

■鉢植えの夏越し

・水切れ対策
鉢植えは地植えに比べて土の量が少なく、
特に夏は水切れの状態になりやすいです。

朝と夕に土の状態を確認し、水を与えるようにしましょう。
必要であれば、朝と夕の二回水を与えるようにします。

朝と夕に水を与えても乾く場合は、遮光ネットなどで日よけをして、
日陰を作ったり、二重鉢にする方法があります。

また、土の表面にバークチップなどのマルチをするのも有効です。
最近ではマット状になっているマルチもあります。

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芝のお手入れも

■その他の作業

・バラの剪定
・シバの刈り込みと施肥
・古土・園芸用土の再生

8月の強い日差しを活用して、
古土・園芸用土を再生しておくと経済的で便利です。
>>古土の再生方法

7月に引き続き、下記のガーデニング作業を行います。
・つる植物の誘引
・雑草とり
・つる植物の誘引
・花がら摘み
・害虫防除
>>7月のガーデニング作業 も併せてご覧ください。

 

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ガーデニング作業 12ヶ月

狭い庭 ガーデニング

読了までの目安時間:約 2分

 

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庭をきれいに整えたいと思っていても、

広さや場所、費用の問題があって、
躊躇することが多いのではないでしょうか?

庭は、目や心で感じ季節を楽しむものですから、
そのサイズに関わらず、自分の目と心で作っていきましょう。

■狭い庭のスペースを活かす

狭い庭のガーデニングの方法は、
いろいろなアイテムを利用してみましょう。

ガーデン用品を上手に活用すると、
狭い空間でもバリエーションに富んだ植物が栽培でき、
広がりのある庭を作ることができます。

フェンスにつけて使えるようなラック、棚、
階段のようになっている鉢置きなども良いですよ。

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ミニヒマワリ、空間に広がりが出ます

■コーディネートして

狭い庭のガーデニングでは、全体の色合いや植物の相性など、
コーディネートにも気をつけるようにします。

同じ種類の花でも、2~3色に色をまとめ揃える、
大きめの植物と小さな植物ののコントラストを考えるなどですね。
テーマがある、そんなガーデンを目指したいです。

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鳥を間近で見られるのも楽しい!(エナガ)

■ちょっとしたアイデアで

バードフィーダー(餌台)を取り付けて、
鳥がやってくるガーデンにするのも良いです。
野菜や果樹を育てているかたは、鳥害に気をつけてくださいね。

さまざまなバラでローズガーデンを楽しむのもひとつです。
小さな椅子があれば、ちょっとくつろげる空間になります。

また、庭ではなくて、アパートの一角に小さな棚を置いて、
そこにいくつかの植物を栽培するのも楽しいです。

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ラズベリーなど実がなるものは魅力です

イチゴやラディッシュ、ベビー野菜、ミニトマトなど、
食べられるものを育て、生長を見守るのも趣があります。

 

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狭い庭 ガーデニング

初心者さんのバラ栽培

読了までの目安時間:約 7分

 

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アンジェラのつる棚

ガーデニングを始めたばかりのときは、バラに憧れますね。
それと同時に、難しそうで高嶺の花とも感じられます。

バラは古くから育てられ、品種改良を繰り返されてきました。
ですから、その中には、病害虫に強い品種や日陰に強い品種、
コンパクトに育つ品種、花持ちが良い品種などが多いです。

とても育てやすく美しい品種が生まれていますので、
ぜひ、好みのバラを選んで栽培してみてください。

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バラが咲く家は、素敵ですね

■栽培環境

・地植えと鉢植え
バラを育てるにあたって、地植え(庭植え)で育てるか、
鉢植えで育てるかをまず決めるとガーデニング作業がわかりやすいです。

それぞれに長所と短所がありますが、
バラもガーデニングも初心者ということであれば、
地植えできる環境があったとしても、鉢植えをおすすめします。

庭が広いのであれば、地植えと鉢植えの両方で育てるのも、
生長の違いがわかり、興味深いです。

鉢植えを選択した時点で、鉢植えに向く品種を選ぶことになります。
鉢植えに向く品種には、比較的コンパクトに育つものが多いので、
初心者でも管理しやすいです。

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バラは洋風にも和風にも合います

また、鉢植えにすることで、真夏や台風などの時に移動させることができます。
鉢を回転させることができるので、株の裏側もチェックでき、
病害虫を早期発見することも可能です。

地植えに比べて、鉢植えは土の量が制限されているので、
土が乾きやすく、肥料分も水を与えた時に流れやすくなります。

けれど、それは少し手をかけるだけで解消されることですので、
心配するほどではありません。

・日当たりは?
バラは基本的に日当たりの良い場所を好む植物です。
1日のうち、特に午前中に3時間以上の日照時間があれば、
ほとんどのバラを育てることはできると言われています。

3時間以上の日照を確保できなくても、
日陰に強い品種を選んだり日照を取れるように工夫することで、
バラを元気に育てることができます。

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■バラ栽培に必要な道具

・鉢
鉢の種類にも色々ありますが、
最初はプラスチック製のバラ用鉢を使ってみましょう。

プラスチック製の鉢は軽くて丈夫です。
また、水分が蒸発しにくいので、素焼き鉢に比べて水持ちが良いです。

大きさは株のサイズにもよりますが、
最初は8号サイズを用意しておくと活用しやすいです。

・土
ガーデニングに慣れているかたは、
自分で配合した土を使うということもありますが、
初心者なら専用の培養土を使っても良いでしょう。

今はホームセンターや園芸店などで、
バラ用の培養土が売られています。

今後の経済性や応用力を考えると、
自分で用土を調整できるようにすると良いです。

・肥料
バラを元気に育て、美しい花を咲かせるために、
欠かせない肥料は、あらかじめ準備しておきましょう。
肥料にもバラ専用肥料がありますので、用意しておきます。

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つる性のバラは、支柱を使うと豪華です

・支柱やトレリスなど
育てる品種によって支柱やトレリス、オベリスクなど、
必要なものが違ってきますので、
その品種がどのような生長をするのかよく確認しましょう。

・花台
夏に照り返しで鉢の中の温度が上がりすぎて、
根を傷めてしまうことがあります。

また、底から虫が侵入したり、湿気が上がってきたりします。
それらを防ぐために、花台やレンガなどを置いて、
少し鉢の高さを上げておきましょう。

・薬剤
バラ栽培には病害虫がつきものです。
早期発見することにより、無農薬で育てることもできますが、
それは上級者でもなかなか難しいことです。

バラ専用の混合薬剤が販売されているので、準備しておくと安心です。

・ジョウロ(ホース)
水を与える際に必要になります。
ハス口のついたジョウロか、
シャワーに切り替えができるホースを用意しておきます。

・剪定バサミ
花ガラを切ったり、枝を剪定したりするのに、必ず必要になる道具です。
超高級品を使う必要はありませんが、
よく切れて使い勝手の良い、丈夫なハサミを用意しておきましょう。

・手袋
バラにはトゲがつきものです。
素手で作業をすると、手が傷だらけになってしまいます。

布製の軍手だとトゲを防ぐことができませんので、
革製やバラ用の手袋を用意しましょう。
最近ではホームセンターなどでも安価で丈夫なものがあります。

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■バラ栽培の注意点

・枯れ葉、花びら
バラは落葉樹です。だんだん寒くなってくると、葉を落とします。
花びらも同様で、花が散る際に、花びらを落とします。

葉も花びらも風に乗ってどこにいくか分かりません。
近隣の庭やベランダに入り込んでしまい、
迷惑をかける可能性があります。

また、傷んだ葉や花びらが枝に付着して、
そこから病気が発生することもあるので、
枯れた葉や散った花びら、剪定した枝などは、
放置せずに処分するようにしましょう。

・薬剤散布
バラの管理の1つに薬剤散布があります。
定期的に薬剤を散布することで、様々な病害虫の予防になります。
けれど、薬剤が風にのって洗濯物にかかってしまったり、
近隣の方に迷惑になることがあります。
薬剤散布をする時は、風のない時を選んで行いましょう。

■初心者にも育てやすいバラ

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・アイスバーグ(Iceberg)
初心者向きのバラでまず挙げられるのが、
純白の花を咲かせるアイスバーグです。
四季咲きで花つきがよく、鉢植えにも向いてます。
トゲが少ないのも魅力です。

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・ゴールデン・ボーダー(Golden Border)
直立~ブッシュになる樹形で、
樹高も50cm~70cmとコンパクトです。

黄色いふわふわとした花をたくさん咲かせます。
咲きすすむと黄色から白っぽい色になるので、
1株でグラデーションが楽しめます。

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・ピエール・ド・ロンサール(Pierre de Ronsard)
つるバラの中での初心者向けの品種です。
一季咲きではありますが、年々花数が増え、
あふれるほどに美しいカップ咲きの花を咲かせます。

>>バラのことならバラの家

 

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