秋 ガーデニング
春や夏に色とりどりに咲いていた花々が、
秋になると、しんみりと落ち着いた感じへと変化していきます。
あれだけにぎやかだった花壇がひっそりとしだすのは秋の気配がする時です。
それでも、秋のガーデ二ングには、楽しめる植物がたくさんあります。
■秋に楽しめる一年草
アゲラタム、エキザカム、コスモス、インパチェンス、サルビア、ベゴニア、
ペチュニア、ニチニチソウ、ペンタス、パンジー、
ホウセンカ、マリーゴールド、メランポジウム等で、他にも多数あります。
夏の間は暑さで生長できなかった植物が、また秋になると咲きはじめます。
9月から11月にかけて、本格的に冬が来る直前まで花々を楽しむことができます。
■秋に楽しめる多年草
菊、ゼラニウム、チョコレートコスモス、エボルブルス(アメリカンブルー)、
クジャクアスター、リンドウ、ハギ、ポットマム、ツワブキ等があります。
また、秋は何と言っても、菊が季節となっています。
菊科の花は、マリーゴールドやポットマムのような洋菊もありますので、
秋のガーデニングをする花壇は、洋風にも和風にも、
花しだいで雰囲気もかなり変えることができるでしょう。
■春に向けての準備
秋は春に咲く花々の準備をする時でもあります。
例えば、チューリップ、ダリア、ゼフィランサス、グラジオラス、オキザリス等の、
球根を入手して、花壇や鉢に植えるのも秋のガーデニングの楽しみです。
秋に植えて、春に咲く花のことを考えながら、土地を整えておくのも大切ですね。
また、涼しくなってきている秋は暑い夏に比べて、花も長く咲いてくれます。
心地よい気候の中でのガーデニングはとても気持ちがよいものです。
ガーデニングをした後に、ちょっとひと休みしてお茶を入れ、
植物を眺めるひとときは、なんとも格別な時間を感じるでしょう。
秋は、春や夏ほど強烈な明るさが花壇にはないかもしれませんが、
静かで、落ち着いた色あいの花壇を見るのもいいものです。
ガーデニング 枕木
■ガーデニングに使われる枕木
枕木は本来電車の線路に敷かれていた素材です。
レール跡や留め金具などが、新しい木材と違って味を出しています。
店頭に並んでいる枕木は、耐久性がある製品が売られていることが多いです。
しかし腐食、劣化、害虫などが気になる方は、
コンクリート製の疑似枕木のほうが安心です。
[[枕木の種類]]
天然の枕木には、加工品では表現できない自然の風合いを楽しめます。
疑似枕木には、汚れ、防腐剤の匂いなどの心配が不要です。
どちらが好みかをよく見て計画してから選びましょう。
■天然木・新品
・ユーカリレッドアイアン
主にオーストラリアから輸入され、耐久性が高く、腐りにくく、
人にも環境にもやさしい木材です。
・新品の枕木
加工をしていないので、ややシャープな印象を受けます。
防腐加工をしている枕木を選びましょう。
■天然・アンティーク
・特級クラス
最も質がよく、角が意外と残っています。
古びた風情を楽しめます。
・上級クラス
自然に風化した風合いを生かした、アプローチ、
エクステリアなどを作る時に適しています。
・中級クラス
花壇の縁どりや土留めなど目立ちにくい場所での使用におすすめです。
ヒビが入っていても、耐久性には影響はありません。
■疑似枕木
・コンクリート製枕木
木の質感にこだわっているので、
玄関のアプローチ、門の周辺など幅広く利用できます。
・アンティーク風枕木
本物そっくりの質感を楽しめます。
腐食、害虫、劣化を気にせずに色々な用途に使えます。
■枕木で花壇作り
枕木は自分で切断するのが難しい素材です。
購入店のカットサービスを利用したり、
ハーフサイズを購入して工夫しましょう。
作業は難しくありませんが、枕木の重量が一人では扱いにくいです。
人手を確保してから作り始めましょう。
1.地面をよくならしてから、ゴミや小石など不要なものを取り除き、
花壇を作りたい場所に枕木を仮置きします。
2.カスガイを作って枕木と枕木をつなげます。
カスガイの角を交互にハンマーでたたくとスムーズに打ち込めます。
3.出来上がった花壇の中に防草シートを敷き、
シートの上から鉢底石を入れてから、土を入れて花を植えていきましょう。
ガーデニング 収納
ガーデニングをしていると、シャベル、ハサミ、ジョウロ、スコップ、
肥料、殺虫剤、鉢、プランターなど、いろいろな道具やものがたまってきます。
庭のあちこちにガーデン用品が散らばっていると、
効率的に庭の手入れがしにくく、見た目もよくありませんね。
そこで活躍してくれるが収納用スペースです。
■ガーデニング 収納庫
収納用のアイテムには、「収納ボックス」「収納ベンチ」
「収納棚」「収納庫=物置」などがあります。
ガーデンのサイズや好みに合わせて選ぶようにします。
コンテナボックスは、お手頃価格でおしゃれなものを入手できます。
持ち運びにも便利ですが、収納力はあまりありません。
ベンチ型の収納ボックスは、蓋をあけるといろいろなものが入ります。
使っていない時は、そのままベンチとして使えますので便利です。
場所は、意外ととりますので、大きさをよく確かめてから入手します。
物置は、サイズも小さなものから大きなものまでさまざまです。
小さなサイズですと、スコップや肥料の袋等の大きなものが保管できません。
物置の横に立てかけるスペースがあれば、まずはひとつの場所に整理できます。
あるいは、細長いタイプを選べば、長い農具も保管できます。
棚もサイズ、素材が豊富です。
ただし、蓋がないと、外から置いてあるものが見えるので、
棚に置くものの見映えを考えル必要がありますね。
■素材とデザイン
収納の素材は、木製やスチール製が主流ですが、
最近はさまざまなデザインが出回っています。
ちょっと個性的な感じが好きなら、
カントリー調や薄型ですっきりしたタイプもあります。
木製なら、そのまま木目を活かしたのものや、白いペンキで仕上げられたもの、
スチール製では、スライド式のものなどあります。
デザイン的には、木製はスタイリッシュな、
スチール製はシンプルなタイプが多くあります。
■設置する場所
設置する場所は、あれば便利な場所を選ぶのがいいでしょう。
庭作業を始めたときに、すぐに出せる位置が便利です。
気を付けたいことは、収納庫が大きい場合、影や隙間風が入るので、
植物に対しても影響の少ない場所を選ぶことです。
我が家では、いちばん日当たりの良いところに、
物置を設置してしまったのを、とても後悔しています。
収納庫がとてもおしゃれで人にも見せたいと思うタイプであれば、
玄関ドアの入り口の近くにきれいな植物や、
オーナメントと一緒に置くのも楽しいでしょう。