芝生の手入れ
絨毯のように美しい芝生は、日々のメンテナンスによって誕生します。
刈り込みや穴あけ、施肥などのいくつか重要な作業があります。
芝生の状態に合わせて、きれいな芝生を保てるようにしましょう。
■芝生の手入れ
・刈り込み
芝生の手入れでいちばん大切なことが刈り込みです。
刈り込みをていねいに定期的にすることで、
芝の根元に陽が届き新芽も生長します。
芝刈りを行う目安は、日本シバは4月~10月上旬に2~3cmの高さに、
西洋シバは梅雨を除いた7月~5月に3~4cmの高さに生長したら行います。
どの方向から見ても同じ高さになるよう刈り上げていきます。
刈る場所によって、手動式芝刈り機、剪定バサミ、バリカンなど
用具を使い分け、時間をかけてていねいに行いましょう。
・穴あけ(エアレーション)
芝生は一度植えつけると補修以外掘り返さないので、
3~4年後には根が密集し、生育が悪くなりがちです。
ローンスパイクで芝に穴をあけて通気を図り、
蒸れをなくして、芝を元気に保ちます。
踏みつけられやすい場所を重点的に、深さは5~10cm、
間隔は10cmぐらいで、春先の芽生えの頃か夏に行います。
毎年1回ぐらい行って、水や空気を送り込みましょう。
・目土入れ
2~3年に1回、芝の根を保護し発芽を促し質を保つために行います。
目土を入れる前に芝は短かく刈り、ゴミは拾っておきます。
ふるいなどを用いて芝の表面に均一にまいていきます。
・除草
雑草は、小さなうちに取り去るようにします。
除草剤は便利ですが、無農薬のほうが、
芝生で遊んだりするときに安心です。
・施肥
芝生の種類によって、与える時期が違ってくるので気をつけましょう。
生育中は様子を見ながら、回数を多く少しずつ施すのがコツです。
複合化成肥料の割合は、N(窒素):P(リン酸):K(カリ)が
10:10:10 あるいは8:8:8を施します。