シソ栽培 ガーデニング|生長に応じていろいろな利用法が
夏の庭に、シソを植え付けておくと、
見栄えもきれいですし食用にも良いですね。
シソは、日本で古くから利用されてきました。
青ジソ(オオバ)は香りが良く、夏の薬味に欠かせません。
赤ジソは、塩で揉んで梅干作りに利用するほか、
最近ではシソジュースの利用が人気です。
シソは、葉を利用するだけでなく、芽ジソや、
花穂は刺身のツマに、開花後の実は漬物などにと、
栽培段階に応じて用途が多いのも魅力です。
栽培方法が簡単なのもガーデニング向きですし、
青ジソならば数株あればひと夏重宝します。
自宅で作ったシソの鉢苗は、
気の利いたプレゼントとして喜ばれます!
ガーデンを彩る場合には、赤と青のシソを、
ある程度、まとめて植えるときれいです。
■シソ栽培のコツ
1.やや日陰でも栽培できます
2.湿り気を好みます
3.気温が十分上がってからタネをまきます
■シソの育て方
シソは乾燥に弱いため、できれば明るい日陰で栽培します。
土質はあまり選びませんが、腐葉土や堆肥などのたっぷり入った
肥えた水もちの良い土を好みます。
やせ地でも十分生長しますが、葉がかたく、香りも弱くなってしまいます。
・タネまきと育苗
4月下旬にタネをまきます。
シソのタネはかたく、水を吸いにくいので、タネまき前に
一昼夜水に浸しておくと、発芽しやすくなります。
育苗箱に用土を入れ、すじまきにします。
シソのタネは光に当たると発芽率が良くなる『好光性種子』のため、
タネをまいたら軽く押さえて用土になじませる程度にします。
シソの発芽適温は高いため、ビニールをかぶせるなどして
暖かい場所で管理します。
1週間~10日ほどで発芽するので、そのまま暖かく管理します。
本葉が出始めたら、2本ずつポット上げします。
・植え付け
5月下旬、本葉4~5枚の頃、定植します。
1㎡当たり堆肥3kgをすき込み、よく耕したら、
高さ5~10cmの畝を立て、株間40cmで1本ずつ植え付けます。
・追肥
草丈15cmの頃、ぼかし肥や鶏ふん、ナタネ粕などを
畝間に追肥します。
・水やり
湿り気を好むので、あまり乾燥させないように注意します。
土の表面が乾きかけたら、たっぷりと水を与えます。
梅雨が終わったら、株元に敷きわらをすると、乾燥を防げます。
水切れさせると、葉が傷んでしまうので注意します。
■収穫
7月中旬以降、主茎の葉が10枚以上になったら、
下のほうの大きな葉から、ハサミで切って収穫します。
香りを保つためには、手で葉を触りすぎないよう、
軸のほうを持つようにするのがポイントです。
必要なときに適宜収穫するのがベストですが、
保存する場合は、湿らせたキッチンペーパーに包み、
ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
青ジソは、葉以外にも、生長に応じて様々に利用できます。
発芽して、本葉が出始める頃、芽ジソとして
刺身のツマなどに利用できます。
地際で刈り取って収穫します。
花穂も、刺身のツマや、食品の彩りとして利用できます。
穂が伸びてきたら、花が2~3輪咲いた頃、
花穂の付け根から切り取り収穫します。
花穂が付くと葉がかたくなってしまうため、
穂を利用しない場合は、早めに摘み取ってしまいます。
花が咲いた後にできる実は、実ジソとして、
漬物などに利用します。
■病害虫
病気は特に心配ありません。
害虫も、被害には合いにくい方ですが、
アブラムシとヨトウムシがつくことがあります。
アブラムシは、栄養分を吸うため、生長が妨げられます。
数が少ないうちなら、手で取り除けるため、早期発見に努めます。
ヨトウムシは、昼間は土の中に潜んでいて、夜になると
出てきて、葉を食害します。
あっという間に丸坊主になることもあるので注意します。
ヨトウムシが潜んでいる場所は、まわりにフンが落ちていたり、
そこだけ土が少し盛り上がっていることがあるため、
注意して観察してみましょう。
また、活動時間帯の夜にチェックしても良いでしょう。
ガーデニング アーチ 考
本格的なガーデニングに欠かせないのがアーチの存在です。
ドラマなどでも時々見かけますが、
バラのアーチのついた通路を主人公が通過するような場面は、
どなたでも見覚えがあるのではないでしょうか。
アーチを選んだり設置することはガーデニングの面白みにもつながるので、
もし設置する余裕があるならぜひともやってみたいものです。
ところでアーチが使えるのはバラだけではありません。
たとえばガーデニングで野菜を作っていれば、
瓜科の植物にもアーチは非常に有効です。
にがうり、きゅうりやかぼちゃにも使えるし、
ひょうたんを育てれば見た目も面白いアーチが作れるでしょう。
また収穫と言う意味でもアーチは大きな力を発揮します。
目の高さに実を生らすことができるので、
病気や害虫を早期に発見し、元気に育てることができます。
その上立った姿勢で収穫作業ができるので、
アーチは腰にも優しい設備と言えるでしょう。
このように便利なものですが、一般の家庭菜園やガーデニングで、
使われている例はそれほど多くないのが実情です。
その理由として設置場所の問題があるわけですが、
これに関してはガーデニングをやっている人の想像力次第で、
使い方は、いろいろと考えられるはずです。
そもそも形だっていかにも橋のような形にこだわる必要は無いわけです。
買ってきたアーチや資材を適当に曲げたり組み立てて、
家の庭に合うように作り変えることも立派なガーデニング作業と言えるでしょう。
それでこそ独自の庭作りができるのではないでしょうか。
■参考
・ガーデニング アーチ
ベランダガーデニング
ベランダガーデニングについて紹介します。
ガーデニングの良い所は、それほど場所がなくても、
工夫次第で楽しめるということです。
アパートやマンションなどでも、
スペースがあれば、植物などを育てることができます。
わずかでも緑があるだけで癒されますし、
生長するものを近くで見るのは興味深いことです。
ベランダガーデニングをする場合には、
色々とチェックする項目というのがあります。
◎ベランダガーデニングの注意点
一戸建てやマンション問わず、
エアコンというのは多くの家庭で取り付けられています。
エアコンを設置しますと、ほとんどの場合、
ベランダに、室外機というものが置かれます。
ガーデニングを始める際には、
その室外機の位置というのを頭に入れておく必要があります。
室外機の周辺というのは、乾燥しやすくて風が発生しますので、
とても植物が傷みやすい環境となっています。
ですので、室外機の近くには植物は置かないよう心掛けます。
また、2階以上の高い所でベランダガーデニングをするのであれば、
落下防止対策をきちんとする必要があります。
強風とかで植物や鉢が落下してしまわないように対策をする必要があります。
太陽の光というのも植物にとって、非常に重要になってきます。
この光や、季節によって、当たり方が違ってきますので、
その違いに対応できるように花台を動かしたりすることを考えて、
ガーデニングを始めるのが良いです。
色々と試行錯誤が必要になってきますが、
それも醍醐味ですし、たいへん面白い趣味になると思います。