11月 ガーデニング

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11月のガーデニング作業

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11月のガーデニング作業murasakisikibu
冬近いことを知らせるムラサキシキブ

11月、だんだんと涼しい季節から寒い季節に変わってくる頃です。

この時期は、剪定できる樹木が増えてきます。

植え付けのできる苗や球根もまだまだあるので、
意外とできるガーデニング作業が多いです。

 

まだ外での作業が辛くならないうちに、
暖かい昼間に作業を済ませるようにしましょう。

■冬支度

11月ともなると、霜がおりるような日もでてきます。

植物の種類によっては、霜が降りるような状態に合っても、
枯れずに元気なものもありますが、霜にあたることにより、
根や葉を傷める植物も多いです。

霜の降りない地域であれば、霜よけをする必要はありませんが、
時々でも霜が降りるのであれば、
霜に弱い植物に霜よけをしておくと安心です。

・寒冷紗、ビニールで覆う
育てている植物の上に、寒冷紗や穴開きのビニールをかぶせると、
寒さや風を防ぎ、霜よけにもなります。

U字になっている支柱などを立て、その上からかぶせることで、
中は外よりも気温が上がり、霜が降りにくくなります。

一枚壁ができる状態になるので、
中の植物の手入れをするのが難しくなるのが難点です。

また、ビニールは必ず穴の開いているものを使いましょう。
穴があいていないと、中の気温が上がり過ぎたり、
蒸れたりする原因になります。

透光度の低い寒冷紗やビニールを使うと、中が陰になってしまいます。
必ず透光度の高いものを使うようにしましょう。

Gardencyclamen (12)
寄せ植えなどにバークチップは便利です

・株元にマルチを敷く
草花などの場合、寒冷紗やビニールをかぶせてしまうと、
せっかくの花を観賞することができません。

そんな時は、株元にマルチを敷いて、霜対策をします。
落ち葉、腐葉土、敷きワラ、バークチップなどが良いでしょう。

落ち葉は集めてくるだけで敷くことができるので、一番安上がりですが、
風などですぐに動いてしまうため、散らかる可能性があります。

バークチップは見た目が良いですが、金額が高いのがネックです。
それぞれに長所と短所があるので、
好みに合わせてマルチの種類を選びましょう。

Pansy
パンジー、ビオラ、シクラメンなど植え付けられます

■苗や球根の植え付け

11月に植え付けることができる植物が、意外とたくさんあります。
ただし、植え付けた後に根付くまでの間に、
本格的に寒くなってしまうと、弱い苗は枯れてしまうことがあります。

まだまだ気温が安定している上旬までに植え付けておくと安心です。

・苗
スイートアリッサム、ニゲラ、シャクヤク、ビオラ、パンジー、
ハボタン、プリムラ(マラコイデス、ジュリアン)、バラ、
ボタン、クレマチスなど

・球根
ユリ、チューリップ、ムスカリ、コルチカム、ラナンキュラス、
スイセンなど

Lily

Tulipa

ユリやチューリップなども植え付けたいですね

■春植え球根の掘り上げ

春植え球根を掘り上げる場合は、この時期が最後になります。

球根の中には寒さに弱く、土に埋めた状態であっても、
戸外に置いたままにしてしまうと、
腐ったり傷むことがあるので注意しましょう。

カラー、グラジオラス、ダリアなど

■花と野菜の種まき

11月に入ると、種まきができる植物も少なくなってしまいます。
特に草花には種まきできるものが少ないです。
種まきも植え付けと同様に、本格的に寒くなる前の、
11月上旬に終えてしまう方がいいでしょう。

・花
カレンデュラ、クリムソンクローバー、ウラサキハナナなど

・野菜
ハツカダイコン、ミズナ、リーフレタスなど

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カキの木も剪定の時期です

■庭木の剪定

だんだん寒くなってきて、落葉樹などは葉が落ち始める頃です。
この時期は、広い範囲の樹木の剪定に向いていますので、
育てている樹木が剪定の適期であれば、
寒さが厳しくなる前に、作業しましょう。

・枝の整理、弱剪定
カキ、カンツバキ、シダレザクラ、ナツツバキ、フジなど

・花芽に注意して剪定
すでに次に咲く花芽が形成されている木は、無理に強剪定などを行うと、
せっかくの花芽を切り落としてしますことになります。

必ず花芽がどこについているのかをチェックしてから、
剪定を行うようにしましょう。

アジサイ、ウメ、サツキ、ボケ、モクレン類など

・刈り込み、強剪定
イチイ、カエデ類、カナメモチ、キンモクセイ、サルスベリなど

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キンモクセイも剪定時期です

■その他の作業

・水やり
だんだんと気温が下がってくるので、水やりには注意が必要です。
まず、一定の湿度や乾燥気味を好む植物の場合は、
何も考えずに毎日水を与えると、過湿の状態になってしまうことがあります。

水を与える時は、必ず土の表面を確認し、乾いていたら与えるようにしましょう。
また、霜が降りる地域の場合は、気温が下がり始める夕方ではなく、
早朝を避けた午前中に水を与えましょう。

・雑草
新しく雑草が生えてくることは少なくなりますが、
取り残している雑草などがあれば、根ごと抜いておきましょう。

数が少ないからと放置していると、いつのまにか種が飛んだり、
地下茎が伸びていたりして、翌年の春に雑草が繁茂してしまいます。

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枯れ葉を腐葉土にしておくと便利です

・枯れ葉の掃除
落葉樹などから落ちた枯葉をそのままにしておくと、
風で飛んで近隣に迷惑がかかることがあります。

枯葉掃除で、害虫が越冬するための隠れ場所をなくすこともできるので、
こまめに取り除いておきましょう。

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