1月 ガーデニング作業

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1月のガーデニング作業

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1月のガーデニング作業huyu-yoseue
1月も、パンジー、ビオラ、ガーデンシクラメンは元気ですね

1月は厳寒期と言われ、屋外でできる作業はかなり限られます。

寒さを利用した寒おこしや収穫作業などの、
屋外作業は、できるだけ暖かい日中のうちに行うようにし、
屋内でできることは暖かい室内でのんびり行いましょう。 

■寒おこしの方法

1月~2月の厳寒期は、外でできる作業は限られています。
寒さを利用して、害虫駆除と土壌の消毒、
土作りを一度にできるお得な作業が寒おこしです。

力仕事なので少し体力は必要ですが、とても簡単で、
春以降の植物の生育を良くする効果が高いですので、
ぜひチャレンジしてみてください。

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霜や氷が土を再生してくれます

◎寒おこしの手順
1.植物を実際に育てる予定の場所(育てていた場所)を、
シャベルで掘り起こします。

この時、シャベルを20cm~30cmの深さまで土に刺しこみ、
土が塊の状態のまま掘り起こすようにしましょう。

2.掘り起こした土を崩さないように注意し、
寒おこしをする範囲の土を同じように掘り起こす。

3.土は掘り起こした状態のまま、暖かくなるまで放置しておきます。

寒おこしで必要なことはこれだけです。

土を塊のまま寒さに当てることで、凍結と解凍を繰り返し、
中の害虫を死滅させ、菌を消毒する効果があります。

また、土が凍結した際に水分を含み、団粒構造を自然と作ります。

団粒構造ができている土は、通気性と水はけに富んでいて、
植物にとってとても良い土といえます。

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春から夏をイメージしてガーデニングの計画を

■ガーデニングプランを立てる

外でできる作業が限られていて時間が空くからこそ、
1年間のガーデニングプランをじっくり立ててみましょう。

植物はそれぞれに特性があり、草丈や花期、好む土質や気候などが違います。

敷地内のどの場所にどの植物が合うのかをじっくり研究し、
それぞれに合ったものを植え付けることで、
その植物を長く楽しむことにもつながります。

春~冬にかけて、植物が元気で楽しめる庭をめざしましょう。

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庭木の剪定も忘れずに

■庭木の剪定

剪定と一口に言っても、木の種類によって、
剪定できる強さや時期は異なります。

育てている樹木の品種を確認し、
それぞれに合った剪定方法で剪定してあげましょう。

・間引きや不要枝の剪定
この時期、すでに花芽が形成されているものなどは、
強く剪定すると花芽ごと切り落としてしまいかねません。

軽く姿を整える程度や、枝先を切り戻すだけのもの、
混みあった枝を間引く程度の剪定が可能です。

カキ、カシ類、カツラ、ガマズミ、クロモジ、ケヤキ、コデマリ、
サンショウ、ツツジ、バイカウツギ、ハナミズキ、ハナモモ、
ヒペリカム、ボタン、マンサク、ヤマブキなど

・強剪定が可能
枝を根元まで切り戻すような強い剪定を行うことで、
春以降の生育が俄然よくなります。

強い剪定を行う際は、思い切って剪定することがポイントです。

こわごわ剪定してしまうと、思っていたよりも軽い剪定になってしまい、
弱い枝しか伸びなかったり、花付きが悪くなることがあります。

アジサイ(通常は軽い剪定のみ、枝を更新する時のみ強剪定可)、
ウメ(花芽に注意)、カエデ類、キウィフルーツ、コナラ、
サクラ(切断面に要保護)、サルスベリ、ハナカイドウ、バラ、ムクゲなど

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スイセンが咲き始める季節です

■その他

・種まき、株分け、植え替え
この時期、種まきのできる植物はほぼありません。
特定の植物以外は、株分けや植え替えも適した時期とはいえません。

・花の管理
秋~春まで楽しめる、シクラメンやプリムラ、
パンジー、ビオラなどは、管理を続けます。
花が傷んできたら花ガラを摘みます。

花を咲かせ続ける植物は、花を咲かせることに非常に力を使います。
そのため、肥料切れにならないように注意が必要です。

とはいえ、多肥にすると株が軟弱に育ったり、根が傷むことがあるので、
定期的に規定量の肥料を与えるようにしましょう。

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ユリはようやく発芽するくらいですが、冬季に世話をすると咲き方が違いますね

・水やり
一年のうちで一番寒い時期ですので、
水を与えるペースも自然と少なくなります。

地植えのものに関しては、降雨だけで問題ないことも多いでしょう。
鉢植えやプランターなど、容器栽培にしている植物や、

軒下などで管理していて雨の当たらないものは、
土の状態をよく確認し、乾いていたらたっぷりと与えるようにします。

室内で管理している植物同様に、
土の状態をよく見て水を与える必要があります。

暖房のかかった室内で管理している場合は、
冬といっても案外室温が高くなり、
土が乾燥しやすい環境になっていることがあります。

土が乾いているようであれば、前日に水を与えていたとしても、
たっぷり水を与えましょう。

また、水を与える時は気温の下がる夕方以降ではなく、
日中に与えるようにしましょう。

 

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