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12月のガーデニング作業

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12月のガーデニング作業Christmas (2)
イルミネーション(新宿)

 

12月になると、日が暮れるのも早くなり、本格的な寒さもやってきます。
比較的暖かい昼間のうちに、庭仕事を片付けるようにしましょう。 

 

■室内に植物を取り込む

12月ともなると、初霜が降りる地域も増えてきます。
多年草などで、耐寒性があまりないものは、
室内で冬越し可能なものもあります。

 

耐寒性のない植物が霜にあたると、根や地上部が傷んだり、
霜によって根が押し上げられてダメージを受けたりして、
最悪の場合枯れてしまうことがあります。

 

耐寒性の弱い植物は、霜が降りないうちに室内に入れましょう。

室内に取り込んだ後、気を付ける点がいくつかあります。

 

・日当たり
耐寒性はないけれど、日当たりを好む植物や、
逆に明るい日陰が好きな植物と、植物によって性質が異なります。

 

戸外に比べると、どうしても室内の方が光量は少ないですが、
日当たりを好む植物はできるだけ日当たりの良い窓辺などに置き、
居心地が良いように管理してあげましょう。

 

poinsettia
ポインセチアは寒さに弱いです

 

・水やり
植物によって、水のやり方も変わってきます。
耐寒性のない植物の中で、
気温が低いと生育が止まってしまうものがあります。

 

そういった植物の場合、それまでと同じ頻度で水を与えると、
過湿の状態になってしまうことがあります。

 

育てている植物の性質をしっかりと把握し、
水やりの頻度を調節しましょう。

 

・暖房器具
寒さに弱いからといって、エアコンやヒーターなどの暖房器具の熱風を、
直接受ける場所で管理するのは、おすすめできません。

 

熱風が直接当たることにより、葉などが乾燥しすぎてしまったり、
鉢が熱をもってしまって根を傷めることもあります。

 

暖かい気候や暑い場所を好む植物であったとしても、
暖房器具の風が当たらない場所に置くようにしましょう。

 

・窓辺
日当たりを確保するために、窓辺に植物を置くことも多いかと思います。
けれど、夜になると窓辺は戸外とガラス1枚を隔てるだけとなり、
部屋の中心に比べると意外と気温が下がります。

 

そのため、昼間は窓辺で日光浴させ、日が暮れてきたら、
窓から離れた場所に移動させるようにすると安心です。

 

Christmas rose
クリスマスローズの生長は冬も盛んです

 

■冬の肥料

冬の間、地上部が枯れるものや、寒くなると枯れてしまう一年草などは、
特に肥料を与える必要がない場合がほとんどです。

 

また、常緑性の植物などで、冬の間も地上部はあるけれど、
生育が止まる植物も、冬の間は肥料を必要としないものがほとんどです。

 

逆に、クリスマスローズのように、冬の間も休まず花を咲かせるものや、
生長を続けるものは養分を必要としています。

 

寒い間も花を楽しむためにも、
忘れずに肥料を与えるようにしましょう。

 

otiba
落ち葉も効果的に使えます

 

■腐葉土作り

落葉樹が落とした枯葉を集めて、腐葉土を自作することができます。
最も簡単な方法は、水抜きの穴が空いた容器(大型のコンテナなどでも可)に、
集めた枯葉を詰め込み、その上から重石をします。

 

重石は、レンガや水入りペットボトルなど重さのあるものであれば、
どんなものでも使用できます。

 

重石をした状態で、雨の当たらない軒下などに放置し、
数か月~半年ほどすると、立派な腐葉土になります。

 

時間はかかりますが、集めた枯葉を処分する必要もなく、
また作る楽しさとできあがった時の喜びがあります。

>腐葉土の作り方|簡単に手早く熟成させよう!

 

Lilium 'Casa Blanca' (2)
ユリ球根は、まだ植えられます

 

■植え付け可能な苗と球根・種まき可能な植物

12月は、寒さも本格的になってきて、
植え付けできる植物や種まきができるものが限られてきます。

 

地域にもよりますが、暖地などであれば、
パンジーやビオラ、プリムラなどの植え付けが可能です。

 

また、ユリ、チューリップの球根も、
ギリギリですが植え付けが可能です。

 

種まきのできる花はほとんどありませんが、
ホウレンソウやコマツナ、ルッコラなどの、
葉物野菜の中には種まき可能なものもあります。

 

sazanka
サザンカが咲き出す頃です

 

■庭木の剪定

12月は、様々な庭木の剪定が可能な時期です。
ただし、種類によって剪定の方法などが変わってくるので、
必ず詳しい剪定方法を調べてから剪定を行いましょう。

 

・強剪定が可能
イチイ、ウメ(花芽に注意)、カエデ類、カナメモチ、
サクラ(切口の保護が必要)、サルスベリ、トキワマンサク、
ハナミズキ、バラ、ピラカンサ、ムクゲなど

 

・間引きや不要枝の剪定
アジサイ、カキ、カツラ、ガマズミ、コデマリ、サンショウ、
ナツツバキ、ハナカイドウ、ユキヤナギなど

 

・枝先など軽い剪定
カシ類、カンツバキ、ツツジ、ドウダンツツジ、
バイカウツギ、ヒイラギ、ボタン、モクレン類など

 

ajisai
アジサイは花芽をきらないように秋までに剪定しておきます

 

■その他

・イベントの準備
クリスマスや正月などイベントが続きます。
ツリー、寄せ植え、リースを手作りするのも楽しいです。
庭をライトアップするのも豪華です。

 

・冬支度
寒さも本格的になってきます。
霜よけや防寒がまだの場合は、早めに済ませましょう。

 

・水やり
気温が下がってくると、土が乾きにくくなるので、
毎日水を与えると過湿になることがあります。

水を与える時は、必ず土の状態を確認し、与えるべきか判断します。

また、夕方に水を与えると、霜や凍る原因になります。

水を与えるのであれば、午前中のうちにしましょう。

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