バラ栽培 冬 初心者

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初心者さん 冬のバラ栽培

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初心者さん 冬のバラ栽培rose (3)

 

バラを育てていたら、
冬に大切に世話を見ると、生長と開花が断然元気になります。

越冬のバラ栽培のコツをお伝えします。

■初心者さん 冬のバラ栽培

・花ガラ摘み
秋に咲いたバラは、気温が低いこともあって、
なかなか傷まないことがあったり、蕾が開かなかったりします。

見た目が崩れないこともあり、
そのまま木につけたままにして楽しみたいところです。

しかし、株に負担がかかってしまいますので、
11月から遅くても年内には切るようにします。

すでに傷んでいる花は、ローズヒップを楽しむのでない限りは、
早めに花ガラを摘むようにします。

いつまでも花ガラをつけたままにしてしまうと、
株に余計な負担をかけてしまい、翌年の花付きに影響します。

・殺菌・消毒
冬の間は、あまり害虫が動くようなことはありません。
黒点病やうどんこ病などの予防のため、
11月上旬と中旬の2回は薬剤の散布を行いましょう。

それぞれの病害虫の防除ができる薬剤をそろえるのは大変です。

初心者の方や、バラの株数がまだ少ない場合などは、
総合的に使えるスプレータイプの薬剤がおすすめです。 

ホームセンターや園芸店などで販売されています。

 

rose (4)

 

・寒さ対策
バラは寒さに強いですが、やはり霜がおりたり土が凍ると、
地中の根が傷んだりする原因になります。

本格的に寒くなる前に、簡単にでも霜や寒さ対策を行いましょう。
一番簡単なのは、株元をマルチングすることです。

落ち葉、腐葉土、バークチップ、ワラなど、
マルチングに利用できるものはたくさんあります。

それぞれに長所と短所がありますので、
育てている環境に合ったものを選びましょう。

・寒肥
12月~2月の間に与える肥料を、寒肥といいます。
地植えにしている場合は、株から30cmほど離れた場所に、
数か所深さ30cmほどの穴を掘ります。

その穴に、堆肥や腐葉土、油粕などの有機肥料を入れて土と軽く混ぜます。
さらにそこにバラ用の肥料を加えて混ぜ、穴を戻します。
あけた穴すべて同じように作業を行います。

バラ用の肥料は、ホームセンターや園芸店で、
「バラ専用肥料」として販売されているもので充分です。
肥料の種類によって、適量が異なるので、その点は確認します。

鉢植えの場合は、植え替えを行う際に入れる元肥が、
寒肥の代わりとなるので必要ありません。

植え替えを行わない鉢の場合は、
固形になった油粕などの有機肥料を適量与えるようにしましょう。

・植え替え
鉢植えの場合は、10号鉢以下のものは毎年植え替えるのが理想的です。
それ以上の鉢であれば、1年おきの植え替えでもいいでしょう。

鉢のサイズを大きくする場合は、鉢から株を抜き、
三分の一ほど土を落としてから、新しい用土で植え付けます。

鉢のサイズを大きくしたくない場合は、根鉢の土をほぐし、水で軽く洗います。
根の中で、黒く傷んでいるものがあれば切って取り除きます。

長く伸びている根も切り、新しい用土を使って元の鉢に植え付けます。
いずれの場合も、使う用土はバラ用の元肥入り培養土を使うと便利です。

 

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・剪定
12月~2月の間に剪定を済ませておきます。

つるバラ、イングリッシュローズ、木立性など、
バラは様々な系統に分けられています。

それぞれ剪定方法が異なる上に、
仕立て方によってもまた剪定具合が変わってきます。

初心者の場合は、剪定となると及び腰になり、
どうしても浅く切ってしまいがちです。
バラは思っているよりもとても強い植物です。

強く切り戻すことで強く元気のいい芽が伸びてきます。
品種にもよりますが、自分が育てているバラの剪定方法を、
よく確認した上で、切る時はしっかり切りましょう。 

切るべき場所を切らずにいると、枝が暴れて株姿が乱れたり、
無駄な枝に栄養を送ってしまって、良い花が咲かない原因になります。
切るときは、思い切って切るようにしましょう。

 

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・誘引
特につるバラなど、長く伸ばして花を咲かせる品種は、
何かに誘引させる必要があります。

冬の葉のない時期に枝を誘引することで、
どこにどのように枝が伸びているのかがよく分かります。

花が咲いたところを想像しながら、しっかりと誘引しておきましょう。

>>はじめてのバラ栽培が詳しいです。

 

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