クリスマスローズ 肥料の与え方
花の少ない季節に、様々な花の形や色で私たちを楽しませてくれるクリスマスローズ。
このような話が伝わっています。
キリストが生まれた日、祝福に訪れた羊飼いの少女がいました。
何かお祝いに渡したいのに、何も持っていなかった少女。
季節は冬で花の一輪もない。悲しみで少女が流した涙が地面に落ちた後、
バラのように美しい花がたくさん咲き始めました。
少女は嬉しくなり、その花を摘んでキリストに捧げたそうです。
その花がクリスマスローズであったと言われています。
■クリスマスローズ 肥料の与え方
1. いつ、どのような肥料を与える?
クリスマスローズは夏の間、半休眠しているので、
肥料を与えるのはそれ以外の9月~3月までの間です。
花つきをよくするために、リン酸分の多い肥料を与えます。
窒素分の多いものを与えてしまうと、
葉ばかりが育って花の育ちが悪くなります。
・置き肥
置き肥の場合は、すぐ近くに置いてしまうと、
新芽や根が肥料焼けを起こしてしまうことがあるので、
少し離れた場所に置くようにします。
与える間隔は、肥料のメーカーによって異なりますが、
たいていが1か月ほどもつようです。
1か月経ったら新しい置き肥と交換するようにします。
・液肥
液肥の場合は、規定の希釈率に従って薄め、
1週間に1回程度与えるようにします。
与える時に、大きな葉に液肥がはじかれてしまうことがあるので、
葉をよけて株元に与えるようにします。
2. 夏に肥料を与えていたら枯れる理由は?
クリスマスローズは半休眠期である夏になっても、
地上部が枯れることなく残ります。
青々とした葉が残っていると、水も肥料もあげたくなりますが、
根自体はほとんど成長していませんので、
生育期と同じように肥料を与えてしまうと、
根が傷んで枯れてしまいます。
花が終わった後、5月~9月頃までは、
肥料は必要ありませんので、与えないようにします。
水もあまりほしがりませんが、根が乾いてしまうと傷みますので、
土が乾いたらたっぷり与えるようにします。