玄関 ガーデニングの注意点
玄関は、家族や友人が頻繁に出入りし、
人々を迎え入れる大切なスペースです。
玄関は、植物やオーナメントを配置することにより、
自在に雰囲気を変えることができます。
しかし、玄関のガーデニングをするときに、
注意したいことがいくつかあります。
■玄関 ガーデニングの注意点
1. 玄関の環境をチェック
一口に玄関と言っても、マンションと一戸建てだけでも全く違います。
スペースや方角を考えると、玄関前の環境は千差万別です。
まずは自分の家の玄関が、どのような環境なのかを知ることが大切です。
・地面の部分があるかないか
マンションなどの集合住宅では、
玄関周りが、地面=土であることはごく稀です。
しかし、戸建て住宅なら地面の部分がある場合もあります。
土の見える部分がない場合は、小さな花壇を作ったり、
鉢やプランターに植物を育てることができます。
・人の動線の確保
玄関ドアから敷地を出るまで、
ガレージに車を入れて家に入るまでなど、
玄関前は人の動きが激しい場所です。
ガーデニングするとき、この動線の邪魔になるような場所に、
コンテナを置いたり花壇を作ったりしてしまうと、
人が自然に動くことができず生活が不便になるので、
普段どのように動いているのかを確認しましょう。
・隣家との境界の確認
玄関前だけでなく、ガーデニングをする上でとても重要なことが、
隣家との境界を確認することです。
生育旺盛なつる植物を植えたら、隣家に入ってしまったり、
落ち葉が多い樹木を植えて、よその家に散ってしまったなど、
境界を守らなかったり、迷惑をかけたりすることで、
ご近所トラブルに発展する可能性もあります。
また、境界部分が両家共有の状態になっているケースがあります。
共有のスペースに勝手に何かを置くことはできませんので、
前もって、しっかりと確認しましょう。
マンションなど集合住宅ですと、
玄関前の廊下は共用部分となっていることが多く、
そこに物を置くことが禁止されている場合もあります。
何か置く前に、規約などを確認しておくと安心です。
また、私有地でも、ガーデニングの際に、高いフェンスを建てたり樹木を植える場合は、
事前に隣家に了解を得ておくと、トラブルを回避しやすいです。
2. 日当たりをチェック
家によって方角はそれぞれです。
東西南北に真四角にまっすぐ建っている家は少ないですね。
植物を育てるときに、いちばん大切なことは日当たりです。
日当たりが悪くても、育てられる植物は多いので安心してください。
玄関前も大小様々ですし、場所や建物の造りなど、
ちょっとしたことで日当たりの具合が違ってきます。
南側に玄関があっても、ずっと日当たりが良いとは限りません。
隣家や自分の家、塀やフェンスなど背の高いものがある場合、
そのすぐ下は建物の陰になって、意外と日当たりが悪いことがあります。
逆に玄関が北側にあったとしても、
一日のうちの数時間だけは直射日光が当たったり、
家以外の高い建物がなく、開けているので、
明るい日陰の状態になっているということもあります。
季節によっても日当たりは変化しますので、
できることなら一年間玄関周りが、
どのような日当たりなのかを観察するのが良いでしょう。
休日にでも、朝・昼・夕の日当たりを一度確認すると、
ガーデニングの植物がとても選びやすくなります。
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■参考
・ガーデニング 玄関